妻の奇妙な生態

意識高い系夫は夫婦円満に暮らしたい

夫婦間の家事分担。専業主婦・共働き問わず分担した方が良い理由とは

夫婦の家事分担
この記事では「夫婦での円満な家事分担」について書いている。

我が家では普段から一緒に家事をしているため、以前妻が急遽入院となったときも大きな問題はなく乗り切ることができた。

いざというときのリスクを減らすという意味でも、家事を分担しておくことは有意義だ。
夫の負荷は少々増えるかもしれないが、確実に自分の生活力向上へとつながる。
ついでに言えば、うまくすると妻の機嫌も良くなるので良いことづくめだ。

家事分担のきっかけは共働き

結婚当初、うちの夫婦は共働きだった。
なので必然的に家事を分担する必要が出てくる。
単純な稼ぎで言ってもほぼほぼ対等だったし、お互い帰宅時間が一定しないのでやれる方がやらないと話が始まらない状況だった。

幸いにして自分自身は一人暮らし生活も経験していたし、料理はよく自炊もしたので最低限可能。
掃除洗濯もやればそれなりにできるという下地があった。
ついでに言うと私の母は専業主婦だったが、父も普段から皿洗いをはじめとした家事を色々やっていた。
そんなこんなで、自分が家事をすることに抵抗はなかった。

その後紆余曲折あって私の妻も専業主婦になるわけだが、継続して家事はなるべく分担して行っている。

家事分担を続ける理由は必要性から

妻が専業主婦になっても家事を分担しているのには、理由がある。
私は普段から家事は分担しておいた方が良いと考えているからだ。
なぜなら自分がどうしても家事をしなければならない状況で、生活に支障をきたすリスクを避けられるためである。

例えば職場の重要事項をたった一人に任せていたら、ろくなことにならないのは想像に難くないだろう。
その人物が長期休暇に入ったり、突然事故に遭ったら引継ぎができない。
別の例で言えば、どんな名店でも後継者がいなければ、惜しまれながらもいずれ閉店せざるを得ないのと同じだ。

私の場合で言えば、妻が切迫早産で長期入院したことがそれに当たる。
幸いにして事前に家事全般を協力しながらやっていたおかげで、食事・洗濯・掃除など、暮らしの上での大きな問題は出なかった。
洗濯物のたたみ方がイマイチだったことを除けば、それなりになんとかなったのだ。

やはり日頃の積み重ねは大きい。
もし夫であるあなたが普段は家族に任せっきりだとしても、多少は手伝っておくようにした方が良い。
簡単そうに見える仕事でも、実際やってみると少々勝手がちがうもの。
いきなり慌てるよりは、有事に備えて普段から家事に参加していくべきだろう。

家事分担には喧嘩がつきもの

家事に関しての考え方は人それぞれだから、きっと一緒に家事をするようになると何度も衝突するハメになる。

特に新婚の時期は、食器の並べ方ですら喧嘩したよ……。

コップの置き方、洗濯物のたたみ方など、そんな些細なことでもお互い違和感を覚えるものだった。
当然お互いにヒートアップすることもしばしばあったけれど、お互いに努めて冷静に話し合うようにしてきたつもりだ。
最終的にはどちらかが上手い具合に折れてバランスを取る、というのが我が家お決まりのパターン。
いずれにせよいつかは家ごとに最適化されていくので、適度にこだわりを捨てるのが良いと考えてほしい。

お互いにメリットもあるのだから、喧嘩になる可能性があっても臆せずやってみよう。
夫はスキルがつく。妻の負荷が下がれば、もっと妻の笑顔を見ることも増えるかもしれない。
妻はラクができる。それに夫のことをちょっと見直すかもしれない。
うまく回れば良いことだらけではないか。

最初は下手でもいずれは伸びる

はじめは誰だって失敗するもの。
例えば初めて仕事を頼んだ/頼まれたとき、思ったような結果にならないかもしれない。
洗い物をして水を出しっぱなしにしてしまったり、服をしまう場所がわからなかったりもするだろう。
しかし家事が苦手な夫だって、何度もやっていれば少しは上達する。

あなたが夫の立場であれば

あなたが夫の立場であれば、妻に文句を言われようとあきらめずにチャレンジしてほしい。
家事で培う生活力は、いずれ家族を守る力になる。
それは結局、あなた自身の為にもなるわけだから。

家事が苦手なら、新人になった気分で謙虚に教えてもらえばOK。
妻も家事が苦手というなら、ラク家事を一緒にリサーチしていけば改めて仲も深まるかも?

あなたが妻の立場であれば

あなたが妻の立場であれば、細かいことに目くじらを立てず、広い心で受け入れてほしい。
やり方がちがう、たたみ方が下手、そんなのは言っちゃ悪いが『当たり前』だ。
最初から素人にプロと同じことを望んでも仕方がない。
それに長い目で見れば楽をできるようになるのだから、多少のアドバイスはともかくモチベーションを下げるような言い方は避けるべし。

「上から目線でガミガミ」は夫が家事を嫌がるようになる原因ランキング上位(知り合い調べ)。
多くの男は意外と単純な生き物だから、むしろおだててみるのがベストだね。

夫婦で互いにフォローし合う関係を培う

生まれつき歴史の教科書を暗唱できる人がいないのと同じように、やったことがないことはできるはずがない。
「太陽は黄色い」と教わっている国の人に赤い太陽の絵を見せてもピンとこないように、育った家でのやり方がちがえば別のやり方で家事をする。
長く一緒に暮らしていても、意外とふとしたときにちがいが見つかったりするものなのだ。

その辺をうまくすり合わせて、いざというとき互いにフォローし合えるようにしていくこと。
これがもっとも大切なことだ。
一朝一夕で身につくものでもなし、ゆっくり家事を共有していくのが良いんじゃないかな、と思う。